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Webサイトは常時SSLにすべき?
あるAnonymous Coward 曰く、 ITmediaの記事によると、米国でWi-Fiサービス上での中間者攻撃への対策としてWebサイトを常時SSL化すべきだとの提言がなされており、支持が集まっているという。
この提言は2月に行われたセキュリティカンファレンスRSA Conference 2012のセッションで、インターネットサービス企業やセキュリティ企業、米国政府機関などが参加する「Online Trust Alliance」により行われたもの(日本語白書)。背景には、Wi-Fi通信で暗号化されていないセッションを自動的に検出してcookie情報を盗み取る「Firesheep」というツールによる「サイドジャック」という中間者攻撃が発生していることと、近年のWi-Fiサービスの急拡大に伴ってこの対策が求められていることがある。
中間者攻撃への対策としては他にもVPNを用いることなども考えられるが、そうしたユーザー側での対応には限界があり、Webサイト側で対処する方が効果的だとしている。この提言にはGoogleやFacebook, Twitterといった大手企業も賛同の意を示しているという。
SSL化によるパフォーマンス低下や証明書のコストが気になるところであり、またこの提言を行ったOTAにはSSL証明書を販売するVerisignが参加しており、マーケティングの一環ではと思ってしまう面も無きにしも非ずだが……。
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