ゲイツ財団が開発支援する「革新的なトイレ」

2012年2月24日 19:51

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 昨年の夏、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が水のないところでも衛生的に使用できるという革新的なトイレを開発しようとしていることが明らかにされたが、資金援助を受けている研究チームが、革新的なアイディアを提案したそうだ(本家/.Business Insider記事)。

 研究チームに課された革新的なトイレとは、水や下水道、電気を必要としないことに加えて、トイレの製造及び維持にかかる費用が1人当たり1日5セント以内のものであるという。ゲイツ財団は8研究チームに対して資金援助を行っているが、このうちの4研究チームのアイディアが紹介されており、いずれも人間の排泄物をエネルギーに変換することを提案している。オランダの研究チームは、マイクロ波で排泄物を一酸化炭素と水素に変換して燃料にすること提案しており、英チームは排泄物をバイオ炭に変えるトイレを開発しようとしているとのこと。またカナダのチームは、排泄物をローラーの間に通して燻すようなものを発案しており、米チームは排泄物を燃料電池用の水素に変えるソーラーパワートイレを提案しているとのこと。

 またゲイツ財団は新しいトイレを「人が欲しくなるiPad的存在」のカッコいいトイレにしたいとも考えており、デザイン性も求めているとのこと。

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