[仕事術]先延ばしグセを克服するための3つのアドバイス

2012年2月2日 22:48

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ほとんどの人は、本当に重要で対処すべき事柄なのに後回しにしてしまった経験があると思います。

ほとんどの人は、本当に重要で対処すべき事柄なのに後回しにしてしまった経験があると思います。[写真拡大]

 ほとんどの人は、本当に重要で対処すべき事柄なのに後回しにしてしまった経験があると思います。この先延ばしという小さなクセは、放っておけば驚くほどの中毒性を持つようになります。しかし、物事を達成することや、特に最も大きな障害物やストレスのもととなっている事柄を解決すると、このこともまたクセになります。

 ここでは、重要な仕事を先延ばししてしまうことをやめて、人生と仕事のキャリアで意味ある前進を始めるためのアドバイスをご紹介します。

■先延ばしの根本的な原因を探る
 私たちが重要な仕事を先延ばししてしまうのにはいくつかの理由があります。どこから手を付けたらよいのか分からないことが原因の時もあるでしょうし、またある時には、その仕事で本当に期待するような成果が得られるのか疑問に思っていることが原因かもしれません。また、自分の人生で大きな目標としていることと合致していなかったり、時間を費やすほどの価値が感じられないからかもしれません。

 先延ばしのサイクルを打ち破ることは、自分自身に難しい質問を問いかけられるどうかの問題であることがよくあります。こういったことについて少しブレインストーミングをしてみると、新しい視点が得られ、モチベーションも高まるかもしれません。

■大きなプロジェクトは小さな仕事の単位に分割する
 私たちが重要な仕事を進められないもう一つの理由は、やってみようと思うことだけでも難しいぐらいに仕事が大きく思われて、圧倒されてしまうためです。これは、長期的な目標について考える時にも起こる現象です。しかし、ひとたび小さなステップを踏み出してみると、小さいながらも勢いが生まれて、何週間や何カ月も仕事を進めていけることがあります。

 絶対に進めなければならないのに、それをこなすだけの時間とエネルギーがないと思われる仕事があれば、最初の小さなステップとしてできるものが何かを考え、それを実行してみましょう。たったそれだけで、重要な進展があったように自分自身を錯覚させることができます。

■1日単位で、自分のモチベーションを高める
 熱意や熱情は、私たちが思うほどには確かなものではありません。今この瞬間にやる気に燃えているとしても、それが永遠に続くわけではなく、仕事を終わらせる頃には始めた頃よりも弱くなっているものです。

 このため、大き過ぎる長期的な目標に焦点を置くよりは、小さな、1日単位や週単位での目標を自分に課してみましょう。その日その日でやるべき事を達成していくクセが定着していけば、より大きな目標にも自然と近付いていけるようになります。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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