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所得別に見る国民健康・栄養調査結果
記事提供元:スラド
binsmax 曰く、 時事通信の記事によれば、世帯所得が年200万円に満たない人は、比較的高い収入のある人に比べて野菜を食べる量が少ない、運動の習慣がないという傾向があることが厚生労働省の調査で分かったそうだ。
実際に平成22年国民健康・栄養調査結果を見てみたが、野菜摂取量に関しては、600万以上の男性で293gのところ200万以下では256gなどと男女共に確かに差がありそうで、朝食欠食者も低所得層に多いことという結果を合わせると、所得で栄養状態がずいぶんと違いそうである。また、飲酒の習慣者の割合には所得差があまりないものの、喫煙に関しては低所得者ほど習慣があるようだ。
さらに興味深いのは肥満に関してなのだが、男性では600万以上の所得で30.7%、200万以下で31.5%とほぼ肥満率に差がないのに対し、女性では600万以上では13.2%、200万以下では25.6%と随分と大きな差が出ている。これは高所得世帯の女性がダイエットに励めるからなのか、男性の場合、低所得では不健康過ぎて太り、高所得でも栄養状態が良すぎて太るということなのだろうか?
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