NECなど6社、「スマートシティプロジェクト」に新参加

2012年1月27日 11:35

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 ツネイシホールディングス、川崎重工業、積水ハウス、東京ガス、凸版印刷、日本電気(NEC)の6社は25日、2011年度より「スマートシティプロジェクト」に参画したと発表した。「スマートシティプロジェクト」は、世界のリーディング企業が持つ技術・ノウハウを核に、国内及び海外に向けて日本発スマートシティの展開に向けた活動を加速していく。

 スマートシティの市場規模は今後20年間の累計で約4,000兆円にも上ると試算されている。スマートシティを展開するためには世界の様々なニーズ・制約条件に対応する必要があり、たとえ大企業であっても1社での対応は困難。そこで、2009年9月、世界のリーディング企業8社で「スマートシティプロジェクト」を起ち上げ、企業連携により様々なニーズ・制約条件に対応したワンストップ・トータルソリューションを構築してきた。

 昨年6月以降、ツネイシホールディングスの造船技術等、川崎重工業のエネルギーシステム等、積水ハウスのスマートハウス等、東京ガスの熱と電気を有効利用するスマートエネルギーネットワーク技術等、凸版印刷が印刷技術で培った情報管理・運用ノウハウ等、そしてNECが持つ蓄電池技術等が「スマートシティプロジェクト」のトータルソリューションとして補完された。現在、参加企業23社が一丸となり、トータルソリューションの更なる強化を図っている。

 「スマートシティプロジェクト」では、ジョイント・ベンチャーであるスマートシティ企画株式会社が共同提案の触媒役となり、付加価値の高いトータルソリューションを、参加企業各社が持つ幅広い営業チャネルを通じて展開していく。参加企業が23社に増えたことで提案速度はさらに加速し、現在20以上の案件に取り組むまでになった。

 また、昨年12月22日には、フラッグシッププロジェクトである「柏の葉キャンパス」が「環境未来都市構想」及び「総合特区」に採択された。今後も、さらに多くの取組みを推進していく方針。

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