語学学習サービス「iKnow!」、楽天グループ社員4600人に大規模導入が決定

　語学学習サービス「iKnow!」を運営するセレゴ・ジャパン株式会社（本社：東京都渋谷区）は24日、「iKnow!」を、2月1日より楽天株式会社をはじめとする楽天グループ社員のうち4,600人を対象に導入すると発表した。同時に、受講社員向けに楽天グループ専用英語学習コンテンツを提供する。

　楽天は、海外展開を急速に進めており、現在EC事業においては海外9カ国・地域にて展開している。こうした中、より一体感のある経営体制の構築、国内外の社員間の円滑な情報共有等の実現を目指し、2012年7月から社内公用語を英語とする予定。

　そのため、楽天では現在グローバル体制を整えており、日本人社員のグローバルにおけるコミュニケーション力をより強化するため、今回語学学習サービス「iKnow!」が、国内の楽天グループ全社にまたがる大規模採用となった。セレゴ・ジャパンは、「iKnow!」導入の決め手となった3ヶ月のトライアルでの実績（受講社員22名のTOEICスコアが平均116点上昇）を活かし、楽天社員の英語力向上をシステマティックに図っていく。

　なお、今回の導入では、セレゴ・ジャパンが提供する公式コンテンツに加え、楽天グループ専用英語学習コンテンツを用意した。英文記事や資料から簡単にコンテンツを作成できる「カスタムコンテンツ作成ツール」を使い、三木谷社長のDream Big、楽天主義、アニュアルレポートを題材とした学習コンテンツを提供している。これらを「iKnow!」で学習し、社内外で使われるボキャブラリー習得をスムーズに行ない、実践に直結した英語力につなげることが狙いとなっている。

　楽天株式会社のグローバル人事部、EnglishnizationグループマネジャーのKyle Yee氏は、「セレゴのiKnow!は、社員ひとり一人の学習パフォーマンスを数値で管理し、パーソナライズされた学習メニューを自動生成するので、スケーラブルな成果を期待している。全社員の学習データを一括でトラッキングできるので、学習進捗管理に活用する予定。グローバル展開を加速する上で、即戦力につなげるための英語学習を意識したiKnow!のようなサービスは今後ますますニーズが高くなるだろう」と述べている。