[仕事術]大きな課題に圧倒されないようにする

2012年1月19日 01:10

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大きな課題を前にすると、どこから手をつけてよいかも分からず、ただ焦りながら時間だけが過ぎていくことがあります。多くの人は、学生時代にまとまった提出物を課せられた時からこうした経験があるのではないでしょうか。

大きな課題を前にすると、どこから手をつけてよいかも分からず、ただ焦りながら時間だけが過ぎていくことがあります。多くの人は、学生時代にまとまった提出物を課せられた時からこうした経験があるのではないでしょうか。[写真拡大]

 大きな課題を前にすると、どこから手をつけてよいかも分からず、ただ焦りながら時間だけが過ぎていくことがあります。多くの人は、学生時代にまとまった提出物を課せられた時からこうした経験があるのではないでしょうか。こうした状況は、学生時代だけでなく社会に出てからもしばしば経験するもので、皆さんも、考えただけで胃がキリキリと痛むような仕事や課題に追われたことがあると思います。

 しかし、もしそのような胃腸に悪いプロジェクトやプレゼン、企画の作成などをもっと簡単に扱う方法があるとしたらどうでしょうか。

 そのような方法がない訳ではありません。それは、ひとまず後に回すことです。これは、むやみに先延ばしすることをよしとするものではありません。する必要があることを後回しにしてしまうのは決して良いアイディアではないのですが、時間を置くことで、より迅速に容易に事を進めることが出来る場合もあります。

 ほとんどの人にとって、何か大きな課題や仕事を終わらせるために最も難しいパートは、先に進ませるためにとにかく何かやってみようとする取っ掛かりの部分です。つまり、スタートが難しいということです。

 しかし、何個かメモを書いてみたり、非常に大まかなアウトラインを作ってみたりすることは、それほど重圧のかかるような作業ではありません。ですから、こうした作業が、小さな前進をするために、絶好のポイントとなります。小さな作業であっても、その仕事のスタートを既に切ったことであり、仕事の順番や流れについて考え始めているため、後でもっと大きなピースに取り組むことがもっと簡単になります。

 どこから手をつけてよいか分からず、考えただけで恐ろしく思えるようなプロジェクトに出会ったら、まず簡単な事をやって、いくつかのメモを取ってみましょう。そのプロジェクトに戻ってくるのが数時間後であっても、数日後であったとしても、次のステップに進むことがより簡単になります。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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