京セラ、太陽光発電に蓄電システムを組み合わせた新システムを国内独占販売

2012年1月17日 18:23

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新システムの構成(画像:京セラ)

新システムの構成(画像:京セラ)[写真拡大]

 京セラとニチコンは16日、東日本大震災以降、一般家庭などで高まる蓄電池需要に対応するため、今年夏より、太陽光発電と高耐久・大容量のリチウムイオン蓄電システムを組み合わせた新システムを、京セラが国内市場に向けて独占販売することで、同日契約を締結したと発表した。

 京セラは、かねてより市場動向を見据えたエネルギー関連の研究開発を進め、独自技術を活かしたエネルギーを有効活用するエネルギーマネジメントシステム(EMS)を開発した。太陽電池や蓄電池は、その制御のためにパワーコンディショナが必要。これに家庭内で使用するさまざまな家電製品と組み合わせて商用電力(系統)と連系させ、家庭のエネルギーを効率よく制御するために、京セラが開発したEMSが必要となる。これによって、国内シェア2位の京セラ太陽光発電に、世界最大手のサムスンSDI(Samsung SDI Co.,Ltd)社製のリチウムイオン電池を採用したニチコンの蓄電システムを加えた新システムを、より効率的にコントロールすることが可能となる。

 今後、「創エネ」の太陽光発電システムと、「蓄エネ」の蓄電システムを連系させ、京セラのエネルギーマネジメントによって、家庭内のエネルギーをより効率的に運用するシステムを市場に投入することで、地球温暖化防止に貢献していく方針。

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