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Raspberry Pi 財団、子供向け小型超低価格コンピュータの製造を開始
danceman 曰く、
子供向けプログラミング学習の為に、超低価格コンピュータを開発していた英国の非営利団体の Raspberry Pi 財団が、クレジットカードサイズのコンピュータ、「Raspberry Pi」の製造を開始したことを公表した。同機器はテレビや液晶モニタ、キーボード等に接続することでデスクトップ PC のような使い勝手が得られるのだそうだ (Raspberry Pi の記事、本家 /. 記事より) 。
Raspberry Pi は 85.6 mm × 53.98 mm で厚さ 17 mm、45 g でクレジットカードサイズというよりは名刺入れサイズといったところだろうか。RCA Video、HDMI、オーディオ出力を用意し、USB 2.0、Ethernet のポートをそれぞれ 1 つずつ持つ。補助記憶は SD カードで、電源供給は 5V Micro USB を用いる。SoC は Broadcom の BCM2835 で、700 MHz で動く ARM1176JZFS が含まれている。OS は Debian、Fedora、ArchLinux をサポートするようだ。
Raspberry Pi には 25 ドルの Model A と 35 ドルの Model B がラインアップされているのだが、第一弾として今月末に販売開始が予定されているのは Model B のみであるという。当初の目標としては製造行程をすべて英国内で行うということになっていたが、国内の工場の場合、完成までに 12 〜 13 週間かかってしまうということで、3 〜 4 週間で製品を仕上げられる台湾や中国の工場に委託することになった。また最大の障壁となったはパーツの輸入にかかる税金であったという。さすがに赤字覚悟で製造を行うことはできないため、国内製造へのこだわりを諦めざるを得なかったとのこと。
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