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【銘柄診断】東京電力は信用の取組みが厚味増す、発生しない逆日歩が注目点
記事提供元:日本インタビュ新聞社
東京電力 <9501> がここへきて再び波乱展開の様相を強めている。発端は27日に枝野経済産業相が電力の発送電一体運営から発電と送電を分離させ、発電事業への新規参入を促進、家庭向け電力販売を自由化することなどを指摘したこと。そのため、経営の先行き不安懸念が再び台頭してきている。
会社倒産を織り込んで示現した6月5日の安値148円が意識される状況となってきた。そうした悪材料の出現による株価下げを見てカラ売りが急増、直近の取組みは売り5062万株、買い7813万株と倍率は1.5倍台と厚みを増しながら拮抗してきた。
ただ、ちょっと不思議なのが日証金で逆日歩が発生しないこと。従って、最近の売りの中には持ち合い解消などの売りが含まれている可能性もありそう。値ごろ的にはマネーゲームとして格好の銘柄なのだが、当面は逆日歩の動向が株価を読む上でのキーポイントになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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