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[仕事術]タイムマネジメントによるデメリット
タイムマネジメントと生産性を高める仕事術を身につけることは、業種や職種に関わらず、人生を変えてくれる力を持つものです。自分のスケジュールを管理し、より多くの仕事ができるようになり、より大きな目標に到達できるようになれば、可能性はどんどんと広がっていきます。
私はタイムマネジメントのそうした素晴らしい効果を信奉していますが、今回は、タイムマネジメントと生産性のスキルを向上させることによる1つのデメリットを指摘しておきたいと思います。それは、周りの人が、自分により多くのことを期待するようになることです。
冗談のように聞こえるかもしれませんが、気をつけておかなければならない真剣な問題です。なぜなら、自分の目標は広く自分のスキルアップやキャリアアップにつながるべきであって、現在のポジションに縛り付けられるためのものではないからです。
今日の企業では、あなたが他の社員の2-3倍の仕事がこなせると分かると、それだけの仕事量が求められるようになるものです。もし、それだけの仕事をこなすことで昇進や昇給につながるのであれば歓迎すべきことです。しかし、あなたが昇進してしまうと、仕事を代わりにできる人がいないために、ただ仕事量だけが増えて昇進も昇給にもつながらないということが容易に起こりえます。
では、タイムマネジメントについて学ぶ努力は早々に止めてしまった方がよいのでしょうか?決してそうではありません。しかし、あなたが取り組んでいる仕事について再評価してみることは理にかなっています。今の仕事が自分の人生における長期的な目標と合致しているか、自分のキャリアが上司や同僚が望む方向ではなく、自分が望む方向に進んでいるのかを確認してみましょう。
頼りにされる人になることと、ただ他の人から仕事を押し付けられる人になることの間には大きな違いがあります。時間と生産性を管理するスキルを高めて、後者ではなく前者になるように心がけましょう。
※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。
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