九電、相浦火力発電所第2号機が運転停止 5%節電スタート初日に

2011年12月26日 22:06

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 九州電力は26日、長崎県佐世保市の相浦火力発電所第2号機(定格出力:50万kW、燃料:石油)について、本日、発電機出力50万kWで運転中、ボイラー上部から外部への少量の蒸気漏洩を発見したため、同日14時10分に同設備を点検のため停止したと発表した。

 現在、ボイラーの冷却をおこなっており、今後、迅速に詳細な点検を実施していくという。なお、今回の運転停止に伴う供給支障は発生していない。

 しかし九電では、12月25日から玄海原子力発電所4号機の定期検査を実施しており、これにより、現在すべての原子力発電所が運転を停止している状態。これに伴い、九電では、本日12月26日から2月3日までの平日8時から21時について、最大電力の5%以上を目標とした節電を開始しており、今回の相浦火力発電所第2号機の運転停止はその直後の出来事となった。

 今後さらに本格的な厳冬期に入ることから、早期に同火力発電所が復旧しなければ、電力需給がひっ迫し、九電管内ではさらなる節電を求められることになりそうだ。

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