JFEエンジニアリング、関西圏で大型都市環境プラントを受注 9407㎡分を緑化

2011年12月8日 18:33

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大型都市環境プラントの完成イメージ図(画像:JFEエンジニアリング)

大型都市環境プラントの完成イメージ図(画像:JFEエンジニアリング)[写真拡大]

 JFEエンジニアリングは8日、豊中市伊丹市クリーンランド(2市が運営する一部事務組合)より発注される、都市環境プラント建設を受注したと発表した。同工事は、ごみ焼却施設(ストーカ式焼却炉 525t/日)の設計・施工および既存粗大ごみ処理施設の解体撤去、土壌汚染対策を請け負うもの。

 今年10月に行われた総合評価一般競争入札において、同社は、同施設のコンセプトである「森の中の再生工場」を施設計画において具体化し、環境への配慮や市民からの親近感を重視した提案を行った。施設緑化については、同様施設に類を見ない9407㎡分の面積に施工する。また、施設見学者への対応については、炉体を至近で確認できるガラス張りの見学動線など充実した見学機能を整備する。

 一方、同施設は、廃棄物をエネルギーに変換するための社会的に重要なプラントとなる。同社は、高性能かつ経済的なプラントを建設するために、昨年自社開発したハイパーZシリーズの最先端技術を提案に取り入れた。同社独自技術である高温空気吹き込みと排ガス再循環による低空気比燃焼により、国内トップクラスの発電効率22.4%を実現する。
 

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