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114、116 番元素名候補にフレロビウムとリバモリウム
Aluminum-Carbide 曰く、
6 月の /.J 記事で原子番号 114 番と 116 番が周期表に加えられる話題があったが、その時には 114 番は発見者の Georgy Flyorov 博士にちなんで flerovium、116 番は研究所の近郊のモスクワにちなんで moscovium という名前が提案されていた。のだが、今回国際純正・応用化学連合が発表した案によると 114 番は flerovium そのままだが、116 番は livermorium とする提案がなされた (IUPAC のニュース記事、YOMIURI ONLINE の記事より) 。
livermorium の名前の由来は、114 番元素と 116 番元素の発見がモスクワ州ドゥブナにある JINR (Joint Institute for Nuclear Research) とカリフォルニア州リバモアにある LLNL (Lawrence Livermore National Laboratory) の共同研究によるものなので livermorium、ということなのだが、じゃあ 6 月の発表の moscovium でもいいんじゃねーのという気がしないでもない。命名権は発見者にあるのだが、Flyorov 博士は 1990 年に亡くなられている。
今回の提案が決定ではなく、今後意見募集を行って来年 5 月ごろに正式決定するとのこと。冥王星降格の時も米科学者が賛成できないと陳情したり (47NEWS の記事)、イリノイ州通過時のみ惑星に昇格 (/.J 記事) なんてお話もあったりで、こういった後世に残る名前を獲得したいというアメリカ人気質 (?) が学術界に侵食してくるのは正直どうなのかなと思ったりする。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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