iCloudのリマインダーをGTDに活用する

2011年12月2日 13:54

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記事提供元:エクストリームオフライン

Macの場合は、SoCalという無料のアプリを使ってiCloudのリマインダーをメニューバーから表示・管理することができます。

Macの場合は、SoCalという無料のアプリを使ってiCloudのリマインダーをメニューバーから表示・管理することができます。[写真拡大]

■GTDとは
 知ってる方も多いと思いますが、GTD(Getting Things Done)とは、David Allenというコンサルタントが考えたナレッジワーカー向けの「仕事を管理する手法」です。

 複雑化した知的労働において、従来のタイムマネジメント(時間管理手法)により立てられた計画や優先順位は破綻しがちであまり役に立たないため、やらなければならない仕事に関する情報を蓄え、追跡し、思い出すことを、簡単にするにはどうすればよいかという心理学的基礎に基づいて作られた管理手法がGTDです。

 GTDについては、ITmedia Biz.IDの「はじめてのGTD」「写真でわかるGTD」がわかりやすくて参考になります。

 また、David Allen本人の著書で、百式の田口さんが監訳された「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」という書籍もオススメです。

■iCloudのリマインダーをGTDに活用する
 このGTDを実践するために、様々な専用ツールが開発されており、またEvernoteをGTDに活用している方もいます。自分もEvernoteでのGTDは考えたのですが、GTDの実践とEvernoteそのものを複雑化してしまうので、止めました。

 専用ツールも「簡単で単純で心理的な負担をかけない」というGTDのコンセプトとはかけ離れて別の方向に行ってしまっているものが多く、正直あまり活用できるものが見つかりませんでした。

 何かGTDを「簡単で単純で心理的な負担をかけずに」実践する方法はないのかと熟考した結果、iCloudのリマインダーを活用する方法を確立しました。

 やり方は簡単です。単純にiCloud上に「inbox」や「Next Actions」などのリマインダーリストを作成するだけです。タスクを処理するときは、タスク編集で所属するリマインダーリストを変更します。

 これだけなら他のものでもできるのですが、GTDにiCloudのリマインダーを活用するメリットがいくつかあります。

 一つは、iPhoneで快適に管理できる点。

 iOS5から「リマインダー」が標準アプリとして採用されましたが、これがものすごく快適に使えます。操作のための手数は少ない方ではないのですが、動作が他のアプリが比にならないくらい軽快で素晴らしいです。「心理的な負担」がかかりません。

 さらにiOSのリマインダーアプリでは、左右のスワイプでリマインダーリストの移動ができます。順番も自由に変えられるので、「inbox」>「Next Actions」>「Waiting」…と、軽快にスワイプでリスト移動できます。これも超快適です!

 次に、特定の場所に行ったまたは離れたときにリマインドしてくれる点。

 これもiPhoneでの話になりますが、iOSのリマインダーでは、各タスクに特定の場所に行ったまたは離れたときにその内容を通知してくれるという機能があります。

 例えば、会議や勉強会に参加していて電話を保留したときに、現在地を離れたときに「誰に電話をする」と通知するという使い方ができます。

 最後にMacで快適に管理できる点。

 WindowsでもiCloudのリマインダーを簡単に操作できるアプリがあるかもしれません。見つけたら後で追記しておきます。

 Macの場合は、SoCalという無料のアプリを使ってiCloudのリマインダーをメニューバーから表示・管理することができます。

Macの場合は、SoCalという無料のアプリを使ってiCloudのリマインダーをメニューバーから表示・管理することができます。

Macの場合は、SoCalという無料のアプリを使ってiCloudのリマインダーをメニューバーから表示・管理することができます。

SoCal for Mac
http://www.macupdate.com/app/mac/29465/socal

 タスクの編集、削除、完了、リストの変更なども、メニューバーから簡単に操作できます。

 これまでの課題であった「簡単で単純で心理的な負担をかけない」という点をクリアしたので、自分もGTDの実践を本気で進められそうです。

※この記事は「エクストリームオフライン」の提供です。

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