今年最も多かった赤ちゃんの名前、男の子は「大翔」で女の子は「結衣」

2011年12月1日 21:02

印刷

「2011年たまひよ名前ランキング」(画像:ベネッセコーポレーション)

「2011年たまひよ名前ランキング」(画像:ベネッセコーポレーション)[写真拡大]

 ベネッセコーポレーションは1日、2011年1月~10月に生まれた赤ちゃん34,500人を対象に実施した「2011年たまひよ名前ランキング」を発表した。

 調査結果によると、今年最も多かった赤ちゃんの名前は、男の子は「大翔」(昨年2位)で、女の子は「結衣」(昨年2位)だった。男児の「大翔」は、昨年1位の「蓮」をおさえ、1位に返り咲いた。一方、女児の「結衣」は、「たまひよ」がデータを発表しはじめた2005年以来初の1位となった。

 今回の調査結果について同社は、「2011年は昨年に引き続きの先の見えない経済状況に加えて、3月には東日本大震災が発生し、その後も台風などの自然災害が続いた。将来に不安を感じる一方で、人とのつながりの大切さを再発見した世相にあって、『未来に羽ばたく強さを持ってほしい』『人との結びつきを大切にしてほしい』というわが子への願いが込められていると考えられる」と分析している。

 また、女の子の名前で「愛菜」が昨年43位から7位に急上昇した。この結果について同社は、「女優の芦田愛菜ちゃんの活躍が影響していると考えられる」としている。

 そのほか、名前に使われた漢字では、男女ともに、明るい願いを込めた「陽」・「希」・「心」がランクアップしている。「震災や不景気などの影響で不安も多い世の中、子どもの未来が明るく前向きなものであるよう願いを込めていると思われる」と同社はコメントしている。

関連記事