子供が使用しやすいコンパクトサイズの放射線量計「パラモス」予約受付を開始

　アドバンスデザインテクノロジー株式会社（本社：東京都府中市）は28日、消費者視点に立った新しい放射線量計「パラモス」を開発したと発表した。2012年1月31日の販売開始に向けて、12月1日より先行予約の受付を開始する。価格は19,500円（税込）。

　3月11日の東日本大震災にて被災した福島原発事故以降、関東地区でも放射能のホットスポットが発生し、身の回りに放射能がどのくらいあるのか不安が広がる中で、海外製の線量計が次々と発売されている。しかし、海外製品の多くは日本語表示がなかったり、操作が難しかったり、持ち運びが出来なかったり、数値の表示だけだったりと実際の消費者視点に立った製品はほとんどないのが現状となっている。これを受け、今回同社は、品質性、操作性、デザイン性、低価格を優先し、誰より子供が使いやすいコンパクトサイズで、さらには光と音で危険度がわかる放射線量計「パラモス」を開発した。

　「パラモス」は、放射線量の測定値に応じて自動判定し、危険度を4段階で知らせる。また、放射線により受ける影響は大人と子供では異なっているが、パラモスは、子供モード設定を追加し、子供の安全性に配慮した。

　さらに、純国産で機能性、コンパクト、デザイン性が考慮されている。構造的に劣化しない半導体センサーを採用することで信頼性を確保。手のひらに収まる大きさで、ストラップからカバン、ランドセルにも付けて持ち運べる最適なサイズ（71.5mm×65mm×17.5mm　約100g）。また、丸みを帯びたかわいらしいデザインも魅力的な商品となっている。

　機能面では、メイン画面下部に4つのLEDを搭載し、通常／注意／警告／危険を色別で表示。また警告、危険状態はアラーム音が鳴る。メイン画面のディスプレイにて上段に毎時線量値、下段に積算値を表示する。