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読書の達人は脳の「視覚辞書」で言葉を認識
記事提供元:スラド
capra 曰く、
読書スキルに長けている人は言葉を「読む」のではなく、言葉の形を記憶した「視覚辞書」を元に言葉を認識するため読むスピードが非常に速いそうだ (Georgetown University Medical Center のニュース、本家 /. 記事より) 。
言葉の認識は視覚と音韻の双方から処理されているとする神経科学者らもいるそうだが、今回の研究ではこれが常ではないということが明かになったとのこと。言葉を認識する際の MRI 画像をみると、例えば「hair」と「hare」の 2 つの同音異義語は全く異なる領域のニューロンが活性化するという。言葉の認識に音韻も関わっているのであれば近い、もしくは同じニューロンが活性化すると考えられるが、実際には全く異なる言葉として処理されていることが分かる。
しかし最初から視覚のみで認識されるのではなく、初めて見る単語は時間をかけて発音し音とその単語を対にするという作業が必要があるとのこと。しかし何度か目にした後は音韻は必要なくなり、視覚のみで認識することができるようになるという。なお、失読症の場合はこの「視覚辞書」の形成が妨げられている可能性があり、この形成を手助けする新たな方法を模索することで言葉の認識力を向上できるかもしれないとのことだ。
英語は表音文字主体の言語だが、表意文字主体の日本語や中国語では言葉の認識はどのように違うものだろうか。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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