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【今日の言葉】『イタリア国債の高利回り』=7.4%
『イタリア国債の高利回り』=去る、9日、イタリア国債の利回りが7%を超え7.4%と伝えられた。
やはりというか、地方の知人から、「いまどき7%を越える金利物はない。買っていいか」と。かつて、日本の郵便局の定額貯金が7%ていどで、10年預けていれば倍になっていたことが忘れられないということのようだ。それでは、「金利3割出すから私に1億円貸してくれるかい?」と、尋ねる。当然、返事は「無理だよ。だって、貸したカネが帰って来なくなる」。その通りである。
しかし、これまで、個人に貸すことは危険でも国家に貸すことは安全という思い込みがあった。日本でも、外国債を組み入れた投信がよく売れていた。今、ギリシャを始めイタリアも、そして日本も借金がいっぱいで、借りたカネ(国債)が返せなくなりつつある。国債が紙くずになれば金利の高いことは何の意味もない。もちろん、知人も分かっているが、まさか国債が紙くずになるとまでは思っていない。
イタリアの政府債務残高は1兆6000億ユーロ以上ともいわれギリシャよりかなり多い。だから、イタリアを潰すわけにいかないという背景はあるが。イタリアはEU中央銀行等に泣きついたり、開き直ったりして、借りた者の強さを出しているようでもある。果たして、どこまでそれが通用するか。世の中には、『うまい話には裏がある』ように、『高金利の裏には元金が返られなくなる危険がある』。日本も国債の利回りが上がりだしたら危険信号である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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