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企業が力を注ぐ地域貢献活動とは
先日、大阪マラソン2011が盛況のうちに幕を閉じた。今回、この「大阪マラソン」では、国内外から多くの人が大阪のまちを訪れたが、大阪マラソン組織委員会が事前に、「清潔で美しいまち『おおさか』でみなさんをお迎えしたい」との思いから、大阪市において毎年実施されている「大阪市一斉清掃"クリーンおおさか"」とタイアップする形で、清掃キャンペーンを実施。「大阪マラソン」の開催日の前週を「大阪マラソン"クリーンUP"作戦」と位置付け、清掃活動を行った。
そもそも、大阪市の呼びかけで始まった、美しい大阪をつくろうという地域貢献の清掃活動「大阪市一斉清掃"クリーンおおさか"」は、企業、地域、行政ともに一体となる一大イベント。大阪市に貢献するという、地域密着活動の一環と位置付けられることから、参加企業は在阪が多いのも特徴だ。今回の「大阪マラソン"クリーンUP"作戦」にはNTTデータ関西、エディオングループ、ダイヤアクセス、2004年よりこの活動に参戦しているダイドードリンコなど多くの企業が参加した。
ダイドードリンコは、全国に設置した自販機が、同社の売上の90%を占めており、地域に密着したビジネスを展開していることから、様々な形で地域貢献には特に力を入れている。同社の本社所在地でもある大阪市の環境に関する取り組みには積極的に参加してきたが、その他の地域での活動も多い。例えば、全国各地に伝わる祭りを応援し、祭りを通じて地域の絆作り、活性化に役立ちたいとの想いからはじめたという「日本の祭り」もその1つで、今年(2011年)で9年目を迎えたという。活動内容としてはテレビ番組の放送をはじめ、ひとことパフォーマンス動画、ウェブサイトなど、各メディアを通じて全国の祭りをサポートするというもの。祭りを元気にすることは、日本を元気にすること。という想いから活動を続けている。
同社は9月21日より、組織体制の最適化を図り、経営企画部CSRグループと広報グループが一体となったが「今後はCSRが中心であった地域貢献活動等により、社員が環境に関する知識や問題意識の向上を図ることはもとより、その活動を広報活動を通じ、メディアに発信することで、さらなる地域活性化が生まれ、発展に貢献できればと考えている」と同社経営企画部CSR・広報グループの太田氏。
今冬は、現在の電力不足に関する自販機の節電対策に積極的に取り組む方針だが、同社は今後も、ビジネスを通じた地域貢献・社会貢献することが、企業の社会的使命である、ということを念頭に置き、今後も活動を展開する。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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