150 歳まで生きられる世界とは?

2011年10月19日 11:00

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記事提供元:スラド

 cheez 曰く、

 老化のスピードを遅くする薬が登場するのはそう遠くない未来のことであり、最終的には 150 歳超まで生きることも可能になると言われているそうだ。平均寿命が 150 歳に近づいた世界とはどのようなものになるだろうか? (The Age の記事本家 /. 記事より) 。

 オーストラリアで今日生まれた女の子は、医療も発達し、生活スタイルや公衆衛生が向上した世の中の恩恵を受け、既に 100 歳まで生きられる可能性が十分にあるという。さらに今後 5 年から 10 年の間には最初の「老化防止薬」が登場するとみられており、これに加え幹細胞治療の発達や、身体の自己修復能力を向上させる薬物の開発などが合わされば 150 歳まで生きられる世界は決して夢物語ではないとのこと。老いて寝たきりの状態で何十年も過ごすのは誰も望んでおらず、「長寿薬」の開発もあくまで加齢の過程を遅らせることに焦点を当てているとのこと。長寿化したときの社会経済的影響を考慮すると特にアルツハイマー病を含む認知症予防は非常に重要であるとのことだ。

 現在の定年が 65 歳だとすると、150 歳まであと 85 年もあることにある。平均寿命が伸びた世界では 100 歳や 120 歳まで働かなければ経済が破綻するだろう。もしくは 65 歳で一旦定年を迎え、その後スキルを生かした第 2 の仕事を探すことになるのだろうか? そもそも生きられたとして、/.Jer は 150 歳まで生きてみたいと思うだろうか?

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