三菱電機、尼崎・和歌山地区のスマートグリッドなどの実証実験設備を本格稼働開始

2011年10月19日 12:40

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尼崎・和歌山地区 実証実験設備の全体像(画像提供:三菱電機)

尼崎・和歌山地区 実証実験設備の全体像(画像提供:三菱電機)[写真拡大]

 三菱電機は19日、尼崎地区(兵庫県尼崎市)・和歌山地区(和歌山県和歌山市)拠点において2010年5月から導入を順次進めてきたスマートグリッド・スマートコミュニティ実証実験設備(総投資額約70億円)の本格稼働を開始したと発表した。

 自社実証実験設備を活用して電力基幹系から需要家にわたる開発・検証を繰り返し行うことにより、スマートグリッド・スマートコミュニティ対応機器・システムを中心に、2015年度に関連事業の売上1兆3,000億円を目指す。さらに、それらの各機器やシステムをインテグレートしたソリューション事業の強化により、さらなる事業拡大を目指す。

 同実証実験設備の特長は、スマートグリッド・スマートコミュニティの規模や条件、機器・システムの使われ方を想定した4つのモードによる検証が可能であること。また、需給制御システム、次世代配電制御システム、自動検針システム、エネルギー管理システムを使用した様々な実証実験に対応できる。

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