脱GPLを目指すFreeBSD、FreeBSD 10ではC++標準ライブラリも脱GPL

2011年10月1日 17:32

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 GPLのコードをベースシステムから取り除く試みを続けているFreeBSDプロジェクトだが、FreeBSD 10では標準C++ライブラリをGPLフリーにする見込みが立ったとのこと(マイコミジャーナルの記事The FreeBSD Foundationのブログ記事)。

従来、標準CライブラリはFreeBSD独自のlibc、標準C++ライブラリはGCCのlibstdc++を使用していた。しかし、GCCのライセンスはGPLv3に移行しており、ベースシステムにGPLv3のコードを取り込まない方針のFreeBSDでは最新版へのアップグレードができない状態になっている。そのため、libstdc++に代わる標準C++ライブラリとしてLLVMのlibc++を移植することが検討されていた。現在、libc++の移植に必要なxlocale APIの実装はほぼ完了しており、FreeBSD上でビルドしたlibc++によるテストも順調のようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | オープンソース | mainpage | プログラミング | BSD

 関連ストーリー:
Mac OS X "Lion" からは Samba が削除される ? 2011年03月25日
FreeBSD 8.2-RELEASE、7.4-RELEASE 登場 2011年02月25日
GPLv3採用プロジェクト、着々と増加中 2008年12月11日
英国におけるオープンソース非採用の理由とは 2008年06月02日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事