関連記事
米ジョンズ・ホプキンズ大、「AIDSワクチン」開発へのブレイクスルー
記事提供元:スラド
capra 曰く、 米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームがHIVウィルスを無力化させる方法を解明したそうだ(Voice of America、本家/.)。
研究チームは、HIVウィルスのコレステロール膜を取り除けば免疫システムを壊せなくなることを突き止めたとのこと。
HIVウィルスは細胞外膜液を保つためにコレスロールを要するという。このコレステロールはウィルスが最初に攻撃する免疫細胞であるヘルパーT細胞が持っているものであり、血液中に流れるコレステロールとは別物であるとのこと。HIVウィルスはこのコレステロールを手に入れることで免疫系統が正常に働かないように仕組んでいくが、このコレステロール膜を取り除けばヘルパーT細胞を攻撃できなくなり免疫機能を保つことが可能となるとのこと。
免疫機能が正常に働けば通常の感染症と同じような免疫反応が得られ、HIVウィルスを撃退することが可能になるとのこと。現時点では研究段階ではあるが、この方法を突き詰めていけばワクチンの開発も夢ではないと研究者らは考えているそうだ。
スラッシュドットのコメントを読む | mainpage | 医療
関連ストーリー:
エイズ治療用の飲み薬に感染予防の効果 2011年08月01日
幹細胞移植によりHIV感染の治療に成功 2010年12月16日
骨髄移植でHIV感染者を「機能的に治癒」 2008年11月11日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク