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7月の完全失業率は4.7%に悪化、有効求人倍率は0.64倍に改善
完全失業率(季節調整値)の推移を示すグラフ(出典:総務省「労働力調査」)[写真拡大]
総務省が30日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1%ポイント上昇の4.7%だった。2カ月連続で悪化した。
完全失業率は、2010年は4.9%~5.2%で推移し、今年2、3月には4.6%に低下したが、震災後の4月には4.7%に上昇。5月には4.5%に低下したが、6月から再び上昇に転じ、7月も2カ月連続で上昇した。
完全失業者数は前年同月比23万人減少の292万人だった。減少は14カ月連続。内訳では、男性が同17万人減の180万人、女性が5万人減の113万人だった。
完全失業者のうち、「勤め先都合」は同18万人減少の78万人、「自己都合」は同6万人増加の109万人だった。
調査では、東日本大震災の影響で調査が十分にできない岩手県、宮城県、福島県の3県は除外されている。
一方、厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は0.01ポイント上昇の0.64倍だった。2カ月連続で改善した。有効求人倍率は被災した3県も含めて集計されている。
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