三菱電機、エコキュートの新製品68機種:保温効率やライフライン機能を強化

2011年8月29日 13:29

印刷

三菱電機のヒートポンプ給湯機「三菱エコキュート HP シリーズ」のヒートポンプユニット(左)と貯湯ユニット(右)

三菱電機のヒートポンプ給湯機「三菱エコキュート HP シリーズ」のヒートポンプユニット(左)と貯湯ユニット(右)[写真拡大]

 三菱電機は29日、ヒートポンプ給湯機「三菱エコキュート HP シリーズ」の新製品68機種を10月21日から順次発売すると発表した。省エネ技術の搭載で保温効率を高めたほか、停電時にタンク内に残ったお湯を蛇口から使用できるなど、非常時のライフラインとしての役割を強化した。

 上位機種のプレミアムタイプでは、「わかす」「ためる」「つかう」という3つの面で省エネ技術を新たに採用した。「わかす」省エネでは、ファン形状の改良などでヒートポンプユニットの消費電力を約5%改善し、「ためる」省エネでは、真空断熱材の採用で保温性能を40%向上、「つかう」省エネでは、湯はりのお湯の使い方を改善し、効率を約20%向上させた。

 また、全機種で非常時のライフラインとしての機能を強化。停電時でも蛇口などから出湯できるほか、非常用取水栓を装備したことで、断水時に生活用水としてお湯または水が取り出せる。固定用金具としてT字座金を標準装備し、耐震性も強化した。

 そのほか、三菱独自のマイクロバブルを使ったふろ配管自動洗浄「バブルおそうじ」機能、1週間ごとのCO2 削減量、わき上げ診断などを表示する「ECO チェック」などの機能も備える。

関連記事