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クラス最高レベルのデジタルX線画像診断装置を富士フイルムが発売
国内のクリニックにおけるX線撮影検査では、暗室・現像液・廃液処理が不要で、画像を効率的に扱うことができるデジタル化が進んでいるが、デジタル機器の操作に対する抵抗感やシステム導入に費用がかかることから、デジタル化に踏み切れずにいるクリニックも多数存在している。近年のクリニック市場では簡単に操作ができ、導入コストを抑えることができるデジタルX線画像診断システムが求められているという。
そのよう中、富士フイルムは平成21年10月に、普及モデルの小型デジタルX線画像診断装置「FCR PRIMA(プリマ)」を発売。簡単に操作できる高品質なCRとして高い評価を得ていたが今回、クリニック向けの小型デジタルX線画像診断装置FCRの新たなラインアップとして、クラス最高レベルの処理能力を実現した卓上型の「FCR PRIMA T(プリマ ティー)」を、富士フイルムメディカルを通じて9月1日より発売する。
「FCR PRIMA T」は、クリニック向けの卓上型CRとして世界最高レベルの62枚/時(大角サイズ:高速モード時)の高速処理を実現。コンパクトな卓上型のため、既存のテーブルや備え付けの棚などに設置することができ、クリニックの限られたスペースを有効に活用できる。さらに、「FCR PRIMA T」は、「FCR PRIMA」でも好評を得ていた富士フイルム独自の画像処理技術「Image Intelligence(イメージインテリジェンス)」により、高画質な画像を提供。1枚のX線画像から、末梢血管強調画像や骨の強調画像などさまざまな診断目的に応じた画像を描出することが可能となっている。
また、「FCR PRIMA T」でデジタル化された画像は、富士画像診断ワークステーション「C@RNACORE」(カルナコア)のモニターに、約30秒(大角サイズ:高速モード時)でスピーディーに表示されるため効率的な診断が可能。なお画像は「C@RNACORE」のデータベースに患者ごと、日付ごと、検査ごとに自動的に登録することができるという。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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