【銘柄診断】エフピコは1Q減益転換業績を織り込み売り方買い戻し主導で急反発

2011年8月23日 18:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  エフピコ <7947> は23日、130円高の5030円と4営業日ぶりに急反発した。今年8月8日に発表した今3月期第1四半期(1Q)決算が、減益転換したことから4505円まで約200円安したが、織り込み済みとして売り方の買い戻しを支えに割安株買いが再燃した。

  1Q業績は、前年同期比16%増収、9%経常減益、22%純益減益と落ち込み、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績対比の利益進捗率も、38~35%と目安の50%に未達となった。

  売り上げは、ダイヤフーズの連結子会社化で2ケタ増収となったが、利益は、前期以来続く原材料価格の高騰で原材料価格が前年同期より7億円、その他経費増が3億9000万円とそれぞれ利益を圧迫し減益転換した。

  2Q累計・3月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は86億円(前期比8%増)と続伸を見込んでいる。

  株価は、東日本大震災発生で年初来安値3500円まで急落し、下げ過ぎ訂正で4845円と震災前の水準を回復し、今期業績が市場コンセンサスを下回るとして4000円台央まで再調整したが、信用好需給主導で年初来高値5190円まで買い直された。PERは12倍台と割安であり、売り長で逆日歩のつく信用好需給主導で高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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