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京大、米国でもiPS細胞の特許成立
京都大学は11日、山中伸弥教授が開発したiPS細胞(人工多能性幹細胞)の基本技術に関する米国特許が成立したと発表した。国内や欧州などでは既に京大の特許が成立しており、世界最大の医薬品市場である米国でも特許が取得できたことで、再生医療などへの応用に向けた研究が加速しそうだ。
今回特許が成立したのは、iPS細胞を作製する基本技術に関するもの。初期化因子として3種類の遺伝子群か2種類の遺伝子群と細胞の増殖を促すたんぱく質を細胞に注入し、iPS細胞を作製する。
今後1~2カ月で米国特許商標庁で特許が登録され、権利期間は2027年6月25日までとなる見込み。
山中伸弥教授は声明で、「2005年に出願したiPS細胞の基本技術特許が、米国で成立したことに大きな喜びと共に安堵を感じています」「一日も早い実用化を目指して、研究を強力に推進すると同時に、引き続きiPS細胞関連の知財確保に注力してまいります」とコメントしている。
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