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2種類の災害対応ロボットを組み合わせて被災状況を調査する実験
記事提供元:スラド
Aluminum-Carbide 曰く、
東北大学大学院工学研究科などの研究グループは米ペンシルベニア大の研究グループなどと共同で、災害対応無人走行ロボット「Quince」と災害対応飛行ロボット「Pelican」を組み合わせて被災建物を探査する実験を7月28日~31日まで行った(時事ドットコムの記事、河北新報の記事、ニュースリリース)。
実験は東日本大震災で被災した東北大学工学研究科の電気系1号館で行われた。福島第一原発でも調査に使われているQuinceは、がれき上の走行性能に優れており、連続2時間程度の作業を行うことができる。階段の上り下りなども可能だが、約50cm以上の垂直な段差を乗り越えることはできない。一方、Pelicanは狭い空間に入っていくこともできるが、飛行できる時間が10分程度と短いため調査できる範囲に限界があった。今回の実験ではQuinceにPelicanを乗せて運び、Quinceが先に進めなくなった場所から無線操作でPelicanを飛ばすことで、相互に補完して調査範囲を広げることができたという。PelicanをQuinceに帰還させることにも成功した。今後はQuince上でPelicanを充電できるようにするなどの改良を進めたいとのことだ。
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