関連記事
地球形成時の熱は残存している
記事提供元:スラド
ある Anonymous Coward 曰く、
東北大学の井上邦雄教授らの研究チームが岐阜県飛騨市の地下にある液体シンチレータ反ニュートリノ観測装置「カムランド」を使い、ウランやトリウムなどの放射性物質が壊れた際に放出される反ニュートリノを検出し、崩壊熱の量を見積もった結果、地球内部の放射性物質の崩壊熱は約 21 兆ワットだったということが分かった (日本経済新聞の記事、東北大学のプレスリリース、doi:10.1038/ngeo1205より) 。
地球の表面からは約 44 兆ワットもの熱が宇宙へ放出されていることが分かっており、これまではその多くを崩壊熱によるものと考えられいたが、今回の結果から残りの半分以上の熱は地球ができた時に内部に閉じ込められた熱と考えられるとのことである。
スラッシュドットのコメントを読む | 地球 | サイエンス
関連ストーリー:
風船型ニュートリノ観測装置カムランド始動 2002年01月29日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク