夜勤・交代勤務労働者は活力が低下し、体重は増え、性生活は不足ぎみ?

2011年7月18日 11:00

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記事提供元:スラド

  cheez 曰く、

 Men's Health Networkが実施した「National Shift Worker Survey」の報告書によると、米国の夜勤/交代勤務労働者は健康や仕事、生活の質、幸福度などに悪影響を受けているとのこと(National Shift Worker Survey: PDFSecurityWeekの記事本家/.)。

通常の就業時間帯以外に働く人の79%は勤務時間による悪影響を感じると答え、身体面での懸念事項として、活力(47%)、体重(43%)、睡眠不足(39%)、健康(32%)、性生活(30%)などを挙げている。社会生活面では恋愛、友人関係、家族関係などが懸念されており、疲れのために人生の大きなイベントを逃した人は55%にのぼる。また、平均して24日間運動をしておらず、2週間家族と一緒の食事をとっていないとのこと。3分の1が過去1年で疲労で仕事に行けなかったと答え、1ヶ月以内に居眠りを仕事中にした人は29%。その多くは居眠りを複数回したと答えたそうだ。

回答者の72%は仕事で疲れることを「単なる生活の一部」と考えており、症状を医師に相談する必要があるとは考えていないようだ。しかし、夜勤や交代勤務労働者の25%は交代勤務性睡眠障害になる可能性があり、生産性や集中力の低下、腸管感染症リスクの増大、心臓病などの原因ともなりえるとのこと。交代勤務性睡眠障害は治療可能とのことで、極度の眠気や不眠などの症状が現れた場合は医師の診断を受けることが推奨されている。

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