数式処理による16次方程式の判別式計算に世界で初めて成功

2011年6月27日 19:02

印刷

記事提供元:スラド

  tarbz2 曰く、

 富士通のプレスリリースによれば、京都大学情報学研究科の木村欣司特定准教授が、数式処理による16次方程式の判別式計算に世界で初めて成功したそうだ。

 16次方程式の判別式は、3,798,697,446個の項からなり、その大きさは88GBにおよぶ非常に大きなものであるが、「多項式補間法」に基づく新しい計算アルゴリズムを開発し、従来は不可能だった16次方程式の判別式を高速に計算することに成功したということである。

 スラッシュドットのコメントを読む | 数学

 関連ストーリー:
3SAT問題を多項式時間で解くアルゴリズムが発表される。P=NP証明に? 2011年01月24日
プログラマーに数学は必須 ? 2010年03月29日
200 台の PS3 で 112 ビット楕円曲線暗号の解読に成功 2009年07月16日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事