米連邦取引委員会、Googleの商慣行に関する調査を開始

2011年6月25日 17:00

印刷

記事提供元:スラド

  tarxz 曰く、

 Googleは米国時間6月24日、米国連邦取引委員会(FTC)が同社の商慣行に関する正式な調査を開始したことを公式ブログで明らかにした(Google Official Blogの記事ロイターの記事WSJ日本版の記事)。

ここ数年GoogleはたびたびFTCの調査対象となってきたが、いずれも企業買収や合併に関するものであった。しかし今回はネット検索と広告の連動に関して調査が行われるとのことで、Googleビジネスの根幹に関わるものとなる。また、圧倒的シェアを持つ自社の検索エンジンを使用して不正にユーザーを自社のネットサービスに誘導することで、ライバルに損害を与えている可能性についても調査対象となるようだ。これに対してGoogleは公式ブログの同じポストで、同社はユーザーにベストの結果を提示できるように努力しているだけであり、ユーザーを閉じ込めたりはしていないなどと反論している。

1990年代のMicrosoftの独禁法訴訟を連想させる動きであるが、GoogleもIBM、Microsoftと同じく独禁法の壁にぶちあたるのかもしれない。

 スラッシュドットのコメントを読む | インターネット | Google | ビジネス | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
公取委、Yahoo! JapanとGoogleの検索エンジン提携を容認 2010年12月03日
Appleに独占禁止法違反の疑い、数日中にも調査開始? 2010年05月06日
米 Google の CEO Eric Schmidt 氏、Apple 取締役を辞任 2009年08月05日
Googleブック検索和解案に対して、米司法省の独禁法調査開始か 2009年05月01日
MicrosoftとYahoo!、広告企業買収の件でFTCの調査を受けることに 2007年06月16日
将来的に、Googleの分割はアリだろうか? 2007年06月02日
検索サイトはひも付きリンクを明確にせよ~FTC 2002年07月06日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事