【銘柄診断】TACは値幅整理を完了、今期後半からの業績回復を見直す動きへ

2011年6月22日 09:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■値幅整理は一巡

  TAC <4319> は低調な展開が続いている。5月13日の低調決算発表を契機に下離れの足取りとなり、その後も底値を確認する弱い展開を抜け出せないでいる。公認会計士講座の落ち込みによる業績ダウンから見切売りが継続しているようだ。公認会計士合格者のうち約4割が未就職とされ、講座申し込みが大きく落ち込んでいる。これまで一貫して増加してきた公認会計士講座のトレンドに一服感が出てきたようだ。

  ただ、その一方で司法書士や弁理士講座が順調に推移、不況に伴う安定志向から公務員講座も伸びが目立つ状況だ。今2012年3月期についても売上げは242億円と前2011年3月期に比べ1.4%減にとどまる。営業利益も通期では2億5000万円と前3月期に比べ46%の大幅ダウンとなるが、前半の6400万円に対し後半は1億8600万円へ回復が想定されている。

  株価は上場来安値圏にまで下げてきており、値幅整理は一巡した感触だ。あとは後半からの回復をどの時点で織り込みに向かうかのタイミングだけと言える。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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