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IBM、「特許ゴロ」の手口を特許申請中
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、
「アプリ内の購入ボタンに関する特許」を用いてiOSデベロッパーを狙ったLodsysが、今度はadidasやBest Buyといった大手企業を標的にしているそうだ(CNET Japanの記事)。問題の特許は米国特許番号5999908の「顧客ベースの製品デザインモジュール」。
この行いを多くのハイテク企業が止められないのは、Lodsysが特許をライセンス供与する以外のビジネスを行っていないため。ハイテク業界では「原告側が被告側の特許を逆に侵害している」として訴える対抗訴訟を起こすことが多いが、Lodsys相手にはこの手が使えない点が大きいようだ。
しかし、大手企業はこのようなパテント・トロールについて、手をこまねいて見ているだけではないようだ。CNETの記事によると、「IBMは、特許ポートフォリオからコンピュータを利用して金もうけする過程を特許として申請している」そうだ。もしこの特許が認められれば、Lodsysのような特許を盾に金を巻き上げる団体に対して反訴できる可能性があるとのこと。パテントトロールの行動そのものを特許化というのは、興味深いアイディアである。
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