紀伊国屋、ソニー、パナソニック、楽天:電子書籍サービスで協業-端末・ストアの相互接続など検討

2011年6月13日 16:15

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 紀伊國屋書店、ソニー、パナソニック、楽天の4社は13日、電子書籍端末と電子書籍ストアの相互接続ができる環境を目指すなど、電子書籍サービスの協業について検討していくことで合意したと発表した。

 4社は、以下の3点について、取り組みを検討していく。

1. 利用者が自由に電子書籍端末を選び、さまざまな電子書籍ストアから、電子書籍タイトル(コンテンツ)を購入することのできる環境の整備を推進。具体的な目標としては、2011年後半から4社がそれぞれ提供、運営する電子書籍端末および電子書籍ストアが相互に接続できる環境の実現を目指す。

2. 利用者がさまざまな電子書籍ストアから購入したコンテンツを一元的に管理できる環境の提供。

3. リアル書店、ネット書店、電子書籍ストアの売れ筋情報が一目でわかるランキングを主体としたポータルサイトの開設。

 この取り組みの実現のために出版社への協力を募るほか、ソニー 、凸版印刷、 KDDI、朝日新聞社が出資し、電子書籍共通配信プラットフォームを提供するブックリスタとの連携も併せて検討していくという。

 各社のそれぞれの取り組みについては、各社が随時発表していく。

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