国交省、国際バルク戦略港湾に名古屋、鹿島、釧路など10港を選定

2011年6月1日 09:53

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 国土交通省は31日、「穀物、鉄鉱石、石炭」3つのバルク貨物(梱包をせずに船に直接積み込む貨物)の輸送拠点として、国が重点的に整備する「国際バルク戦略港湾」に、10港を選定したと発表した。

 選定されたのは、「穀物」の拠点港が、鹿島(茨城県)、志布志(鹿児島県)、名古屋(愛知県)、水島(岡山県)、釧路(北海道)の5港。「鉄鉱石」が、木更津(千葉県)、福山(広島県)、水島の3港。「石炭」が、徳山下松(山口県)、宇部(山口県)、小名浜(福島県)の3港。なお、穀物の拠点港として応募のあった清水港(静岡県)と田子の浦港(静岡県)に関しては、「次世代大型船舶について、名古屋港をファーストポートとし、これと連携しつつ対応を図る」と同省は説明している。一方、石炭の拠点港として応募があった室蘭港(北海道)は、選定から漏れた。

 今回、選定された港湾においては、今後、概ね3ヶ月以内を目途に、港湾管理者が民間と協働で、「国際バルク戦略港湾育成プログラム」を作成する方針。さらに、国際バルク戦略港湾検討委員会において、目標達成年次の2020年まで、計画の達成状況をモニタリングしていくという。

 選定の結果を受け、大畠章宏国土交通相は、「バルク貨物輸送に関する国際競争力強化への取り組みは、まさにスタート台に立ったところ。国際的な大競争時代に入っているが、十分な体制を築くように取り組んでほしい」とコメントしている。

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