ビンラディンのメールを米国が傍受できなかった理由

2011年5月16日 20:29

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記事提供元:スラド

  capra 曰く、

 オサマ・ビンラディン氏の所在や活動をインターネットから追跡しようという米国の試みはことごとく失敗してきていたそうだが、その理由の一つにビンラディン氏のメール手法にあったそうだ(The Christian Science Monitor本家/.)。

 ビンラディン氏の隠れ家にはインターネット接続はおろか、電話も敷かれていなかったという。同胞に連絡や指示を出す際にはPCで入力したメッセージをUSB接続のストレージに保存、そのストレージを持った信頼できる手下が遠方のインターネットカフェに行き、メッセージをストレージからコピーしてメールを送信していたという。メールの受信も同じ方法で行われていたとのことで、受信メッセージの内容をコピーしてストレージに保存、これを受け取ったビンラディンは自宅で受信メールを読んでいたとされている。

 ビンラディン氏の自宅からはこういったUSBストレージが100程見つかっており、世界中の同胞と連絡を撮っていた様子が伺えるとのことだ。

 なお、あるAnonymous Cowardによるとビンラディン氏の隠れ家にあったPCからは大量のポルノ動画も発見されたそうだ(WIRED VISION)。もっとも米国側の発表なので、ビンラディン氏の影響力を弱めるための情報操作の可能性も高い。

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