Apple、iPad 2のディスプレイを台湾で確保する動き

2011年4月2日 11:30

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 東北関東大震災による企業活動への影響が世界的に広がる中、MotorolaやSamsungから追われる立場のAppleは、iPad 2の部品供給が滞らないよう台湾企業に働きかけているようだ(CENS.comの記事International Business Timesの記事本家/.)。

日本では東北地方を中心に多くの工場が被災したほか、福島第一原発の事故による避難命令が出たことで電子部品の生産が大きく停滞している。Appleは日立や東芝などが被災したことによる部品供給の減少を、台湾のAU Optronics(AUO)によって補おうとしているとのこと。市場関係者の予測では、AppleがAUOに打診したiPad 2用ディスプレイの生産量は1日10万個、年間3,000万個にもなるとみられ、これはタブレットデバイスの世界的需要の約半数に当たる。供給を保証するため、AppleはAUOに通常の3~4倍の価格を提示したともいわれている。

なお、日本ではiPad 2の発売日が延期となっているが、これは被災者に配慮したものであり、部品不足とは無関係とされている(ITmediaの記事)。

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