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環境省、廃棄物収集車両を緊急車両に準じた扱いとし優先給油の対象に
記事提供元:エコノミックニュース
環境省は16日、東日本大震災の被災地支援に向かう廃棄物収集車両を優先給油の対象とするよう経済産業省に要請し、了承を得た。ゴミ収集車(パッカー車)やバキューム車などが対象となり、食料や水などの救援物資を届ける緊急車両に準じた扱いとする。
同省は救援物資を円滑に輸送するためにも道をふさぐ災害廃棄物の迅速な処理が重要と見ており、14日付で自治体や廃棄物関係団体に対し処理機材の提供を要請していた。一方で処理機材の被災地への輸送や、現地で機材を稼働する際の燃料確保が課題となっていた。
そのような中、出光興産は16日、東日本大震災の影響で出荷停止していた塩釜油槽所(宮城県塩釜市)を17日に再開すると発表した。同油槽所は現在、ガソリンや灯油、軽油など合計8620キロリットルの製品在庫がある。東北電力の協力で復電した。
塩釜港は津波の影響で内航船の入港に制約があるため、緊急度の高い消防や病院、復旧支援車両向けに優先供給する。現在、石油元売り各社が共同利用できる基地として運営できるよう協議を進めている。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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