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【株式市場のリスク要因を探る】主要各国の金融政策=利上げの可能性
記事提供元:日本インタビュ新聞社
3日のECB(欧州中央銀行)理事会終了後の記者会見で、トリシェECB総裁が「物価上昇のリスクがあるため、4月上旬に開く次回の理事会で利上げの可能性がある」と発言したため、外国為替市場では対ドル、対円ともに、一時的にユーロが買われる展開となった。
その後は、EUのインフレ傾向は一時的であり、利上げを実施できるほどEU全体の経済は強くないとの指摘もあってユーロ買いは一巡したが、食糧や原油の先物価格上昇などで世界的にインフレ警戒感が強まっているため、主要国が利上げに動くかどうかが焦点となっている。
米国でもFRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和策第2弾(QE2)が、予定どおり11年6月末で終了するとの見方が優勢になっている。14日の日銀金融政策決定会合、15日の米FOMC(連邦公開市場委員会)では、ともに現行の金融政策に大幅な変更はないと予想されているが、記者会見の内容などが注目されるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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