Palmブランド消滅、HPがwebOS搭載の新スマートフォンを発表。PCにもwebOS搭載を予告

2011年2月13日 11:00

印刷

記事提供元:スラド

  90 曰く、

 米Hewlett-Packard(HP)は、webOS搭載のスマートフォン「Pre3」と「Veer」、およびタブレット型端末「TouchPad」を発表した(ITmediaの記事)。
Pre3は3.58インチのマルチタッチ対応ディスプレイと1.4GHzのSnapdragonプロセッサを搭載。小型のVeerはクレジットカードサイズで、USB端子やヘッドフォン端子は磁石で吸着するアダプタを使うなど工夫されている。
今回から背面のPalmロゴはHPのロゴに置き換えられ、発表でもPalmには触れられることがなかった(発表会の動画)。昨年にHPによって買収されたPDAの老舗Palmだが、ブランドとしてはもう使われることはないのかもしれない。寂しい限りである。

  kondou 曰く、

 Veerを見ると、マルチタスク、軽快な動作、組み込みの通知システム、小型で高級感があるキーボード付き筐体、非接触充電/通信など、デバイスとしての完成度は非常に高い。エコシステムの充実が課題となるのだろうか。今度こそ日本でも使えるようになる可能性を夢見て。
# Palmのトピックも無くなったのね。

 danceman 曰く、

 HPは発表会の最後に、PC新機種にもwebOSを採用することを予告した(Engadget日本版の記事AppleInsiderの記事)。
HPは1989年にWindows 2.0/3.0上で動作するデスクトップGUI環境「NewWave」を発表したが、Windows 95でOSに大幅な変更が加えられたため開発の継続を断念した経緯がある。その後15年、HPはマイクロソフト・プラットフォーム搭載のハードウェア製造に甘んじていたが、ここにきてマイクロソフトに牙を剝くことになったようだ。
マイクロソフト従属からの脱却だけでなく、アップルのApp Store的なショップの立ち上げも視野に入っているのかもしれない。

 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェア | ハンドヘルド | HP | 携帯電話 | Linux

 関連ストーリー:
webOS 2.0を搭載したPalm Pre 2が近々登場か? 2010年10月16日
Palm、HPにより買収される 2010年04月29日
Palm Pre用のアプリ開発はブラウザで 2009年12月26日
Palm Preのウェブブラウザがばかに速い件 2009年03月15日
Palm、「Palm webOS」と「Palm Pre」を発表 2009年01月09日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事