前方後円墳の世界から連想して、「大証銘柄」=田北知見の銘柄ウオッチ

2011年2月11日 17:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

広瀬和雄著の新書『前方後円墳の世界』を読んだ。全国各地の前方後円墳を例に挙げつつ、つくられた当時の様子はどうだったか、どういう役割を果たしていたのか、その時代背景は…といったことを解説している。

広瀬和雄著の新書『前方後円墳の世界』を読んだ。全国各地の前方後円墳を例に挙げつつ、つくられた当時の様子はどうだったか、どういう役割を果たしていたのか、その時代背景は…といったことを解説している。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  広瀬和雄著の新書『前方後円墳の世界』を読んだ。全国各地の前方後円墳を例に挙げつつ、つくられた当時の様子はどうだったか、どういう役割を果たしていたのか、その時代背景は…といったことを解説している。さらに、当時の日本列島各地の政治的・交易的な結びつきや、東北地方北部や九州の壱岐島にある墳墓などの状態から、当時の「中央」政権の地方統治のありようの変化などにも言及されており、ただの解説書ではなく、新しい視点が盛り込まれていて、おもしろかった。

  歴史的なロマンを感じると同時に、「旅行したい」という気分も、かき立てられた。近年は地域おこしなどの気運もあり、各地で、前方後円墳を建造当時の姿に一部再現したり、発掘品を展示する資料館を整備するなどの動きが進んでいるようだ。

  とくに、大阪府堺市にある、日本最大級とされる大山古墳(仁徳天皇陵)と、一時期「卑弥呼の墳墓か」と話題になった、奈良県桜井市にある箸墓古墳には、いつか行ってみたいと思った。同書には、箸墓古墳を卑弥呼の墓だと「断定することはまだ時期尚早だと思います」と書かれている。私個人の素人判断でも、「邪馬台国は九州」と勝手に(笑)思っているのだが、しかしこうした大きな古墳を間近で見て、古代に思いをはせるのも楽しそうだ。

  関西の前方後円墳から連想して、「大証銘柄」をウォッチしてみた。

★王将フードサービス <9936> (大1)

  リーズナブルな中華料理店『餃子の王将』を直営とフランチャイズで約570店、展開する王将フードサービス <9936> (大1)を入れる。10日終値は8円安の2157円。単位100株。PERは約9.5倍、PBRは約1.5倍となっている。チャートは昨年10月29日につけた年初来安値1715円を底に、上昇トレンドとなっている。今後も調整を挟みつつもトレンド維持で、まずは2400円フシが目標となりそうだ。2月1日付けのいちよし経済研究所のレーティングでは、投資判断「A」(買い)、妥当株価4200円とされた。

★サカイ引越センター <9039> (主市場・大1)

  引っ越し専業の首位企業、サカイ引越センター <9039> (主市場・大1)を入れる。10日終値は6円高の1785円。単位100株。PERは約9.2倍、PBRは約0.6倍の割安水準となっている。チャートは昨年10月25日につけた年初来安値1638円から反発し、以降は凸凹しながらも下値抵抗線を切り上げてきている。このままトレンド維持で、まずは2000フシまでの戻りを目指す。今期配当金は年間60円予想で、うち3月通期末は35円予想(9月中間末25円は実施済み)。通期末35円だけで現在の株価なら利回り約2%の計算となる。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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