【銘柄診断】フクダ電子は販売強化策が奏功、業績は今期上振れし来期続伸へ

2011年2月3日 14:54

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■業績好転顕著な有望銘柄

  フクダ電子 <6960> の業績が好調に推移している。1月31日に明らかになった今2011年3月期第3四半期累計決算は売上げが640億7000万円と前年同期比5%増を記録した。

  生体検査装置部門では心電計関連、血圧脈波検査装置の売上が伸び、システム製品は診療報酬プラス改定により病院の設備投資意欲が除々に回復してきたこともあり売上が増加。生体情報モニタ部門は新製品投入効果もあり売上は引き続き伸張し、治療装置部門も在宅医療向けレンタル事業が好調を持続、AEDも第3四半期に入り回復傾向にある。円高による輸入品等の採算改善効果も加わり営業利益は59億円と前年同期比46%の大幅増加となった。

  同社は、従来から手掛けている在宅医療に加え、前期からはさらに循環器関連に注力し、検査、治療、経過観察、疾病管理まで一貫したサポートを打ち出し、新製品を投入している。関連する製品群は、心電計関連、生体情報モニタ、ペースメーカー、カテーテルなど。こうした販売強化策が実を結び始めており、アナリスト筋は今期業績は上振れて着地し、来期も増益を継続するものと見ている。好業績がさらに見直し人気を引き付けていく可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【注目の決算発表】東京応化は3Q営業益が観測報道通りに黒字転換し急反発(2011/02/02)
【注目の決算発表】ブラザーは高値更新、業績再々上方修正で割安修正買い拡大(2011/02/03)
リスク取らざるは株にあらず=犬丸正寛の相場格言(2011/01/06)
株は世に連れ、世は株に連れ=犬丸正寛の相場格言(2010/12/31)
相場は計算と直感で攻める=犬丸正寛の相場格言(2010/12/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事