グーグル、PC対応の「Android Market on the Web」をリリース

2011年2月3日 13:15

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Android Market on the Webのトップページ(2011年2月3日)

Android Market on the Webのトップページ(2011年2月3日)[写真拡大]

 米グーグルは2日、同社OS「アンドロイド(Android)」搭載端末向けアプリケーション配信サイトの「アンドロイド・マーケット(Android Market)」をパソコンに対応させたと発表した。これまではスマートフォンなどのアンドロイド搭載端末でしかアクセスできなかったが、画面の大きさやスペックなどに優れるパソコンでアプリの検索・購入などが行えるようになる。

 パソコンに対応した「Android Market on the Web」では、グーグルアカウントにログインした状態でアプリを購入すると、アンドロイド端末に自動的にダウンロードされる仕組み。当初は英語で開設し、今後数週間で他言語にも対応していくという。

 同社は2つの新しい機能を導入したことも明らかにした。一つは「Buyer’s Currency」で、アプリ開発者が国ごとで異なる価格をつけたり、現地通貨で販売価格を表示できる。当初は米国の開発者向けに提供し、4カ月程度で他の国でも開始していく計画という。もう一つは、「In-app Billing」で、アプリとユーザー間の決済処理を管理するもの。同日から詳細なドキュメントとサンプルアプリケーションの提供を始め、3月末には利用開始できるようにする予定という。

 スマートフォンや携帯端末向けのアプリ配信では、米アップルの「App Store」が1月末に累計ダウンロード数100億回を突破するなどして、先行している。

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