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「信仰深い遺伝子」が世界を支配するようになる?
記事提供元:スラド
cheez 曰く、
ケンブリッジ大学名誉教授の Robert Rowthorn 博士によると、人々を宗教に傾倒させる遺伝的要素が宗教文化的な慣習に「ヒッチハイク」することで、世の中に広まっているそうだ (PhysOrg の記事、本家 /. 記事、doi: 10.1098/rspb.2010.2504より) 。
宗教を信じている人々はそうでない人々と比較して高い出産率が認められるという。アーミッシュを例にみると、1991 年に 123,000 人だったその人口は 2010 年に 249,000 人とほぼ 2 倍に達している。アーミッシュの家庭では原則避妊をしないため、一人の女性が平均して産む子供の数は 6 人であるとのこと。このままの勢いでいけば、2100 年にはアーミッシュ人口は 700 万人に達すると予測されるそうだ。
博士によると出産率は文化に左右されるが、人々が宗教に傾倒する傾向は遺伝的要素の組み合わせが影響しているとのこと。博士が「信仰深い遺伝子」と呼ぶこの遺伝的要素の組み合わせは、それを持つ人がその宗教内に留まろうと宗教外に出ようと今後増加の一途をたどるという。博士の研究モデルによれば、「信仰深い遺伝子」はその宗教内での出産率の高さに乗るか、もしくは宗教外で信仰を持たない誰かとの子孫へと受け継がれていくかして、最終的には 100 % に近い人がこの遺伝的要素を持つようになるとのこと。
信仰心を持たない人々もある一定の割合存在し続けるが、その人々にもほぼ 100 % 広まるとのことである。
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