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【銘柄診断】フォスターは3Q業績の2ケタ減益・低進捗率を嫌い急続落
★利益確定売りが増勢
フォスター電機 <6794> は28日、150円安の2273円と売られ3日続落した。27日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)を発表、2ケタ減益転換し期初予想の3月通期業績に対して低利益進捗率となったことを嫌い利益確定売りが増勢となっている。
同社株は、昨年11月に今期第2四半期累計業績を下方修正したが、通期業績は変更しなかったことから、株価は、昨年来安値水準から900円幅の反発を演じていた。
3Q業績は、前年同期比11%増収、22%経常減益、25%純益減益と落ち込み、3月通期業績対比の利益進捗率は、63-58%と目安の75%へ大幅に未達となった。
薄型テレビ用スピーカ、ヘッドホン・ヘッドセットの需要が拡大し連続増収となったが、急増する需要に対応し先行して生産人員を確保するなど製造経費が上昇し、製造拠点増強のための設備投資負担、レアアースメタルなどの原材料価格の高騰などが重なり減益転換した。
株価は、年明け後発表の米アップルの好決算にツレ高して上値を伸ばし、アップルのスティーブ・ジョブズCEOの病気休養入りが響いて調整していた。PERは8倍台と下げ過ぎも示唆しており、下値からは昨年11月相場の再現の可能性もありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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