【銘柄診断】天馬は海外の売上げ増が加速、来期は中国展開に注力し連続増益へ

2011年1月27日 12:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

天馬<7958>(東1)は1月11日の939円を高値に調整局面にある。今2011年3月期は中間決算発表時に営業利益が15億円から13億円(前期3億100万円)へ減額修正されたが、それは昨年11月の755円という年初来安値で織り込まれた。

天馬<7958>(東1)は1月11日の939円を高値に調整局面にある。今2011年3月期は中間決算発表時に営業利益が15億円から13億円(前期3億100万円)へ減額修正されたが、それは昨年11月の755円という年初来安値で織り込まれた。[写真拡大]

  天馬 <7958> は1月11日の939円を高値に調整局面にある。今2011年3月期は中間決算発表時に営業利益が15億円から13億円(前期3億100万円)へ減額修正されたが、それは昨年11月の755円という年初来安値で織り込まれた。

  同社はプラスチックの加工・成形事業を行っている。エレクトロニクス部品、自動車部品、産業資材などの工業部品と家庭日用品(ハウスウエア)が主要分野。国内ではハウスウエア部門では新製品の投入が奏功し売上げが増加、工業部品も世界同時不況で落ち込んだ売上高が漸次回復に向かっている。

  一方、海外では中国で工業部品の受注が増加、東南アジアでも売上げの伸びが顕著。ただ原材料価格の急騰が響き利益率が若干ダウンしたことが今期減額修正の要因。来2012年3月期は中国での展開を本格化することなどにより、業績は今期に比べさらに好転の見通しにある。

  投資有価証券の評価損で今期の純利益は大幅損失となるだけに株価が実態に先行している状態だが、正常決算となる来期の1株当たり利益は急回復する見通しにある。PBRも0.4倍と低い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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