電子ブックリーダーは読むのが簡単すぎて頭に残らない ?

2011年1月20日 11:00

印刷

記事提供元:スラド

  capra 曰く、

 電子ブックリーダーは画面も明るく、きれいなフォントで文章が表示されて「読み易い」のが一つの売りである。しかし読み易すぎることが情報を吸収する妨げになっていると指摘する専門家もいるそうだ (The Telegraph の記事本家 /. 記事より) 。

 明瞭な画面で読み易い文字で提示された文章は潜在意識に「この文章は重要ではない」と訴えかけるという。これに引き換え、手書き文字や読みづらいフォントは覚えるに値する「重要である」という意味づけで受け取られるとのこと。我々が物を読むとき、脳の腹側皮質視覚路もしくは背側皮質視覚路のどちらかの経路が使われるとのことだが、読みづらい文章を読むときに活性化する背側皮質視覚路を使った方が記憶に残るとのことだ。

 少し前に「読みづらいフォントで学習効果がアップ」というストーリーがあったが、これからは読みづらいフォントの需要が高まるかもしれない ?

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | 書籍 | サイエンス

 関連ストーリー:
読みづらいフォントで学習効果がアップ 2011年01月07日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事